廃石膏ボードの「捨て場」がなくなる?

建築内装のスタンダードである石膏ボードが今、大きな転換期を迎えています。

解体ラッシュによる廃石膏ボードの排出量の増加と、処分場の逼迫。

この「出口」の危機をどう乗る超えるか。

 

全3回にわたり、廃石膏ボードの循環型未来(サーキュラーエコノミー)を深堀します。

 

現状から、資源として循環させる取り組み、そして製品としての実装までを3回に分けてご紹介しています。

廃石膏ボードの排出量の増加と処分方法

■ 増え続ける「廃石膏ボード」

現在、廃石膏ボードの排出量は年間xx万トン。

高度経済成長期に建てられた建物の解体ラッシュにより、2050年代には、その量は約2倍の300万トンに達すると予測されています。

 

 

■ 「埋め立て」という選択肢の限界

これまで解体系ボードの〇〇%以上は埋められてきました。

しかし、最終処分場(管理型処分場)の残余容量は年々減少しています。

「捨て場がある」という前提そのものが、崩れようとしています。

処分コストの高騰や受入れ制限が現実味を帯びる中、私たちは「捨て方」ではなく「戻し方」を考えなければなりません。

 


なぜ、今「廃石膏ボードの循環」が必要なのか

・解体工事の増加により、廃石膏ボードの排出量は増加傾向

・解体系廃材は、リサイクルが進みにく

・リサイクルされない廃石膏ボードは、埋め立て処分される

 

最終処分場の残余容量は年々減少しており、「適正処理」だけでは将来的に持続しない状況になりつつあります。

 

 

処分から、サーキュラーエコノミーへ

これまでのリサイクルは、路盤材への利用といったダウンサイクルが中心でした。

しかし、近年、使い終えた石膏ボードを、再び石膏ボードへ戻す「ボードtoボード」という考え方が注目されています。

 

これは、廃棄物を減らすだけでなく、資源を繰り返し使うための循環型の仕組みです。

 

 

「使った後」まで含めた材料選びへ

 

脱炭素や環境配慮型が求められる中、建材にも「使う前」「つかっている時」だけでなく「使い終えた後」まで含めた価値が問われるようになってきました。

 

石膏ボードも今、

循環を前提とした選択肢が求められています。

本シリーズの構成

・第1回:廃石膏ボードの課題

・第2回:ボードtoボード(水平リサイクル)の考え方

・第3回:100%廃石膏ボード原料の石膏ボード

 

※本ページは、その中の一部をご紹介しています。

ボードtoボードの取り組みについて

 

当社では、廃石膏ボードを「処分するもの」ではなく、建材資源として循環させる取り組みを進めています。

 

各ページでは、課題、仕組み、製品について、それぞれ詳しく紹介しています。